読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ギタリスト 濱口祐自 について

芸術 音楽
  • 子供の頃からなんとなく近くに少し遠くに居る様な居ない様な

馴染みある音、声がラジオから聞こえる

なんだか嬉しく懐かしく嫌いな町を少し好きになってしまった

濱口祐自は勝浦出身のギタリスト で有る

自分も同じくそれで、同じ町で同じ景色を見て育った

自分の様な、門外漢が彼の音楽についてあーだこーだ言えるわけもないのだが

今思う文字にして残して置こうと思う

 

ラジオやTVにも写る飾らない人柄はその通りで、著名人と会話している態度と僕の様な幾回りも年下の者とのそれがまったく同じで思わず笑ってしまった

人が好きだと言っていたが本当にそうなのだろう

とにかく優しく何しても怒らないんだろうな と子供の頃から肌で感じるそんな人だった

子供の頃彼の演奏を聴く機会が幾度かあったがまるで理解する事はできなかった

ただ上手いんだろうし、凄いんだろうな と

当時アフロ頭にサイケデリックな服の彼は、なんだか可笑しくて、優しく近寄りやすい存在であった

小学校に遊びに来た彼とよくサッカーをした、その時の記憶にこんな場面があった

ある日の彼は,突然「ユニホーム作ったる」と云いだしその言葉に、皆が喜んだ、小学校高学年の子達が隣町でサッカークラブに入りそれを着ている姿は大人びて見え、憧れでもあった

数日後、7、8人分のユニフォームを嬉しそうに抱えた彼がやって来た、それを見た

皆の表情を今はよく想い出せないのだが、自分は、戸惑い言葉に成らなかった

ゴミ袋に首と手を出せるようにした物に一人一人の名前と番号が書いてあった

祐自さんがお金持ちには子供ながらに見えなかったし、そらそうかともそう云う事かとも思ったのだった

さすがに、着る事を拒む事もできず、それをみんなで着てその日は

サッカーをしたのだが

今想うと、一人一人の名前をゴミ袋に描いている彼の姿が愛おしく、思い出す度に、心の何処かが温かくなる

 

 MIKIKI などの媒体で、特集が組まれ、自分の知らない彼の姿を知るのだが

彼は、夢のような事ばかり云っていて、癖の強さも垣間見えた

本来芸術なんて物は、私的な物であって、見られ方や評価は、後から着いて来る物で善い、綺麗事だが、それが彼の人生を通して垣間見得る

メジャーデビュー後、納得の行かない作品を世に出した とも云っていたが

求められ出した事で、理想とは違うズレが出てきているのか

人事ながら複雑な気持ちになった

私的な芸術が評価されずらいのは、昔の画家などを見れば分かる事で

祐自さんには同じものを感じたりもする

人のものになるには折り合いが少なからず必要なのである

良いんじゃないかな、折角見つけてもらえたんだし、少しぐらい汚くても、手を抜いても、 

 

https://youtu.be/b24ImSU3Y0w